新作ラケットレビュー「バボラ ピュアドライブ(Babolat Pure Drive)2018」にストリングを張って打ってきました

トップ側センターマーキング テニス
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私は週2~3回プレーするだけのアマチュアシングルスプレーヤーなので、レビューと言うほどの内容ではありませんが参考になればと思い、書かせていただきます。

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ホームストリンガーから見た改良点

まずはストリングを張ってみた感想から。

私はホームストリンガーなので自分でストリングを張ります。今回はメインに「ヨネックス ポリツアープロ1.25」、クロスに「バボラ VSタッチ 1.30」を45ポンドで張りました。

ナチュラルガットは日本国内ではお高いですが、「Tennis Warehouse EU」では29.33ユーロで購入できます。ヘビーユーザーの方はまとめ買いがおすすめです。

ストリングマシンは分銅式の「GAMMA X-6FC」です。こちらも日本で買うとびっくり価格なので、個人輸入をおすすめします。

センターのマーキングが地味に嬉しい

ラケットをストリングマシンにセットする際は、当然のことながらセンターを合わせてセットしなければなりません。

今回の「ピュアドライブ2018」はトップ側とスロート側にマーキングがしてあるので、絶対に間違うことはありません。

トップ側。

トップ側センターマーキング

スロート側。

スロート側センターマーキング

地味な変更点ですが、ストリングを張る者として嬉しい改良点です。

2012年モデルと同じくグロメットが左右対称になっている

前作の「ピュアドライブ2015」では謎の左右非対称のグロメットだったので、張る時にラケットの向きを考える必要がありました。

これを知らずに張ると2分の1の確率でウーファーを跨ぐことができず、ウーファーが無効化されるというデメリットが有りました。

実際に某量販店で何となく試打ラケットを見ていたら、見事にウーファーを跨いでいないラケットがありました。

今回の「ピュアドライブ2018」では左右対称のグロメットに戻ったので、上記のようなことは起こり得なくなりました。

ストリングを通しやすくなったグロメット

どんな張り方をしてもクロスストリングを張っていると、グロメット外側にストリングが重なる部分ができます。

ここは別のストリングが塞いでいる穴に、無理にストリングを通すことになります。

ストリングを通しやすいピュアドラ2018

今回の「ピュアドライブ2018」はここが楽に通せるようになっています。ストリング先端をラジオペンチつまんで押し込む必要もありません。

これはグロメット外側の形状を改良してあるからであり、個人的にはかなりストレスが軽減されました。

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実際に「ピュアドライブ2018」を打ってみた感想

すでにネット上には様々な方がレビューを上げていらっしゃいます。

私よりも道具に精通しテニスも上手な方々だと思うので、そちらをご覧になったほうが良いかと思いますが、一人のアマチュアシングルスプレーヤーとしての感想を書かせていただきます。

今回はスクールのシングルスクラスで打ってきました。内容は主にスペインドリルとゲームです。リストバンド型のテニスセンサー「バボラPOP」によると475球を打ちました。

リストバンド型テニスセンサー「バボラPOP」レビュー
テニスの上達には自分のプレーを客観的に評価することが必要だと思いますが、アマチュアプレーヤーにとってはプロのような環境を用意することは不可能です。今回はこれまでで最も気軽に使用できるテニスセンサー「バボラPOP」について書かせていただきます...

バボラPOP20170810

私の感想を一言で言うと「優しいラケット」です。振動は少なく、スイートを外しても相手のコートに返してくれます。反発力も相変わらずピュアドライブらしく、パワーがあります。

ラケット自体が柔らかいというレビューもあるようですが、私としては振動の少なさがそう感じさせているのかなと思います。

今回のモデルは柔らかいから飛ばないという話も耳にしましたが、普通に飛びます。この「飛ぶ、飛ばない」の話はかなり個人差が出ると思うのですが、私としては「飛ぶ」という印象です。

ストロークでしっかり振れば今までよりも相手が「あわわ」となってくれますので、スピン性能はアップしていると思います。

サーブも回転がかかりやすいので、サービスゲームを3ゲームやりましたがダブルフォルトは私にしては少ない1回で済みました。

そして、私が今回気に入ったのはストロークでのスライスの打ち易さです。コートから追い出されながら合わせるだけのショットでも、簡単に相手のベースラインまで「スーッ」といやらしく滑ってくれます。これは本当に楽々ラケットです。

まとめ

私の個人としての感想は「やっぱり今回もピュアドライブだった」という感じです。とにかく楽で優しいラケットです。

もし前作の「ピュアドライブ2015」から乗り替える上で障害があるとすれば打感の違いだと思います。前作はわりとシャープな打感でしたが、今回は優しい、悪く言えば少しぼんやりした打感です。

テニス肘から復帰したばかりの私にとっては打感が柔らかいのはとてもありがたいです。同じ悩みを持った方には自信を持っておすすめできます。

しかしラケットはストリングやテンションの設定で印象が大きく変わります。なので試打ラケットで印象を決めてしまうのは勿体無いと思います。

興味があるなら一度買って試してみて、合わないならヤフオク等で売ってしまうのが個人的におすすめです。

このブロクを読んでくれている方たちが「これだ!」と思える道具に出会えることを願っています。

2017年12月19日追記:ピュアドライブ2018の全7機種が既にネット上で販売されているようなのでご紹介させていただきます。

基本モデルとなる「ピュアドライブ」。世界中のピュアドライバーが愛用するメガヒットモデルです。

品番:BF101335
長さ:27インチ
フェイスサイズ:100平方インチ
ウエイト:300g
フレックス:RA 72
バランス:320mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ ツアー」。シリーズ中、最も重い315gのハードヒッターモデルです。

品番:BF101331
長さ:27インチ
フェイスサイズ:100平方インチ
ウエイト:315g
フレックス:RA 74
バランス:315mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ +」。基本モデルより0.5インチ長いモデルです。

品番:BF101337
長さ:27.5インチ
フェイスサイズ:100平方インチ
ウエイト:300g
フレックス:RA 72
バランス:320mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ チーム」。卓越したプレーアビリティを発揮する軽量競技モデルです。

品番:BF101339
長さ:27インチ
フェイスサイズ:100平方インチ
ウエイト:285g
フレックス:RA 72
バランス:320mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ ライト」。重量を270gに設定した扱いやすい軽量競技モデルです。

品番:BF101341
長さ:27.0インチ
フェイスサイズ:100平方インチ
ウエイト:270g
フレックス:RA 72
バランス:330mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ 107」。パワーと扱いやすさを両立した107平方インチ・モデルです。

品番:BF101347
長さ:27.2インチ
フェイスサイズ:107平方インチ
ウエイト:285g
フレックス:RA 72
バランス:320mm
フレーム厚:23.0〜26.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

「ピュアドライブ110」。シリーズ中、最も軽い255gの110平方インチ・モデルです。

品番:BF101345
長さ:27.6インチ
フェイスサイズ:110平方インチ
ウエイト:255g
フレックス:RA 70
バランス:330mm
フレーム厚:24.0〜27.0mm
素材:グラファイト
ストリングパターン:16×19

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