クラウドファンディングに出資して入手したテニスのボールマシン(球出し機)「スリンガー T-Oneランチャー(Slinger T-One Launcher)」をコートで使用してみました。
まず結論から言いますと、これ凄く良い!世界中の人が動画をアップしていますが、動画で見るよりもエグいスピンボールが飛んできます。
動画はYoutubeなどで見ていただくとして、私が実際に使用して思ったことを書いていきたいと思います。
ボールマシン・スリンガーの良いところ
これはもう恐ろしいぐらいのスピンボールが飛んでくるところが実用的で素晴らしいです。
これ断言しますが、皆さん初球は必ず振り遅れますよ(笑)。もちろん使用者のレベルに合わせてスピン量は調整できますのでビビらなくて大丈夫です。
こちらの動画でスピンの凄さをある程度は感じていただけるかもしれません。でも思った以上の極悪スピンでした…。
テニス系Youtuberのぬいさんぽさんも動画をアップしています。
バッテリーの持ちも十分です。2時間程度は余裕で持ちます。
ボール収納数も最大144球(72球推奨)なので球拾いもまとめて出来ます。なおスリンガーの使用前日におまけでくれたウィルソンのテニスボール「トリニティ」が72球が届きました。
ボールは沢山あるからヤフオクに流そうかな~、なんて思いながら箱を開けてみると、筒に入っていない状態だったのでヤフオクは断念しました(笑)
スリンガーに限ったことではないのですが、球出し機を使うメリットは相手に遠慮する必要がないことだと思います。
テニスではネットミスは絶対にダメで、アウトしてしまうのはまぁ仕方ないかな、という考え方があります。対人練習だとアウトばかりしてしまうと相手の迷惑になってしまうので、やはり遠慮して打つことになります。
球出し機があればそんな遠慮はいらないので、ラケット振りまくりのアウトしまくりからスタートして、徐々にコート内に収めるという理想的な練習ができます。ストロークもボレーもすべてそうです。
最初からコート内に収める事ばかりを考えていると、やはりスイングが小さくなってしまうので何も良いことはありません。
もちろん私は1人でそれをやってきました。隣のコートの人は狂気を感じたかもしれません。1人で「ヒャッハー!」って大きくアウトしまくってるわけですから(笑)。
ボールマシン・スリンガーの悪いところ
悪いところは本体が大きすぎることです。このマシン1台で全てを収納できるというコンセプトなのですが、大抵のテニスプレーヤーは背中に背負うタイプのラケットバッグを持っていますよね?
スリンガーの収納機能が無ければ半分以下のサイズにできるはずで、無駄に大きなサイズになり、重くなってしまったのは残念なところです。
また本体だけで15kgあるのでキャスターが付いているのですが、これが貧弱。本体のサイズに対してタイヤが小さく細いので少し凸凹した道を歩くとひっくり返ってしまいます。
なお球種はスピンだけでスライス等は選べません。また、一般販売ではオプションとなる首振り機能は本体と同期してるわけではなくランダムな感じで射出されます。もちろん高級機のようなプログラム機能もありません。これらの点にこだわる方は注意が必要です。
まとめ
一般の人が練習として使う上での欠点はその大きさと重さだと思います。その為、下記の条件に該当しない方にはお勧めできません。
・車に積んで移動できる、または徒歩圏内にテニスコートがある
・家の中にスリンガーを保管できる場所がある
・テニスコートを自分で確保できる
上記条件を満たせるならば、きっと満足すると思います。例えば1時間だけでも時間ができればかなり球数を打つことができ、自分の意識次第で上達が望めると思います。
球出し機は同じ場所にボールが飛んでくるから練習にならないという話も聞いたことがありますが、そこは工夫次第だと思います。Youtubeにも球出し機を使った練習メニューが色々と紹介されているので、参考にしてみてください。とにかく自分が動き回るメニューを考えればいいのです。
本当はテニススクールや学校などにあると便利だと思いますが、どうなんでしょう。コーチは球出しなんてせずにコートサイドからアドバイスをした方が選手や生徒の上達につながると思うのですが。
テニスサークルにも良いと思いますが、保管と管理を誰がするかで揉めそうな感じです。とにかく大きくて重いですから。
数日後に発売となるテニス用球出し機「スリンガー T-Oneランチャー(Slinger T-One Launcher)」。発売直前なのに販売店情報が無いのはどういうことなのでしょう…。先日グローブライド(プリンス)の公式通販のページに短時間だけ表示されていましたので、直販のみでの販売になるのでしょうか。分かり次第、この記事を修正いたします。
直販サイトが予約を開始しました。
ウィンザーラケットショップがオンラインでのみ販売するようです。